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2年前に2週間手術・入院でお休みした話

はてなスタッフアドベントカレンダー2015の12月10日の記事です。12月10日はもうひとつ、id:amagitakayosi記事を書きます! 記事を書きました!

advent.hatenablog.com

はてなで編集をやっている id:ayakoya と申します。2年前、2013年の秋ごろ、卵巣のう腫という比較的女性にはポピュラーだといわれている病気で6日間入院し、営業日としては11営業日(2週間分)有給休暇を取得しました。それから数ヶ月単位で経過観察のため通院はしていますが、特に何もなくこれまで過ごしています。まずはめでたい。

なんでまた2年前の出来事をいま書くのかという感じなのですが、本当にありふれた病気のようなのであんまり大ごとにしたくなかったのと、予想外にスムーズに入院・手術・退院を経て仕事に復帰できた*1ことから、当時ブログやTwitterFacebookなどでは特に書かずに終わりました。ネット上にある体験記などを読んで大変助けられたため、自分でもWeb上のどこかに記録しておかなければ……という気持ちはあったものの、目次を考えるだけでも相当な分量になって挫折。そんな折、同僚の id:chira_rhythm55乳がん闘病ブログ「 おっぱいサバイバー」を書き始めたこともあり、再度書いてみようかなという気持ちが芽生えました。病気・治療の大変さは全く異なるのですが、

どんな治療も死ぬよりマシと思っていたわたしも、病気を克服した著名人・芸能人が活躍する姿や、乳がんや他のがんの闘病ブログ・本を見て励まされ(もちろん、不安になることも多いのですが…)、「わたしも頑張ろう!」と前向きになることがたくさんありました。

おっぱいサバイバーってなに? - おっぱいサバイバー


罹患した人がネットに情報を求める、というのはごく自然な行動かと思います。私も相当な量の体験記を読み、多くのページを非公開でブックマークし、仕事に復帰した後も読み返しました。

というわけで、アドベントカレンダーの場を借りて、はてなで働きながら手術を受け仕事に復帰した経緯を書いてみようと思います。

「卵巣のう腫」の発覚から手術まで

はてなの場合、毎年春に定期健康診断の時期がやってきます。私はだいたいなんとなく、毎回気分でオプション検査を追加していました(個人負担)。2年前は何気なく、「そういえばここ何年か受けてないしな~」くらいの気持ちで「婦人科エコー検査」を追加しました。そしたらあっという間に引っかかり、近所の婦人科で治療開始。

母親が婦人科系疾患でよく病院に通っていたので、そこそこの婦人科の知識は持っていましたが、「卵巣のう腫」という病名は検査で引っかかって初めて知りました。卵巣にできる良性の腫瘍のことをいいます。卵巣のう腫はその特徴などから多くの種類に分けられるのですが、私の場合は以前宇多田ヒカルさんが罹患・手術されたのと同じ「チョコレート嚢胞」でした。

宇多田さんご自身が説明のツイートをされていたのではっておきます(2012年8月)。

最初の治療はホルモン剤の服薬で、それでのう腫が小さくなるかもしれないので3ヶ月様子を見てみましょう、という感じだったのですが、残念ながら3ヶ月経っても大きさはさほど変わりませんでした。ある程度の大きさがあると摘出手術が望ましいとされています*2

手術を前提に大きい病院への紹介状を書いてもらうあたりで、チームの上司や同僚に「1週間ほど入院加療が必要である」という話をしました。「早く手術できるならその方がいいでしょう」と言ってもらい、2日あった候補日のうち早い方で調整できるよういろいろと取りはからってくれて、大変助かりました。

手術のための入院は6日間、退院して体力が戻るのにあともう少しかかる、というスケジュールだったので、きりよく2週間分の休みを取ることにしました。休職の選択肢もあるのかな?と思って相談したところ、11日分なら有給休暇の方が良さそうとの回答。高額医療費制度を使っての限度額適用認定証の発行もものすごく速やかに終わりました。

当時の仕事を上司・同僚に調整してもらい、引き継ぎが必要な部分については引き継ぎをし、業務に関して何の心配もなく入院の日を迎えることができました。また、社内への周知内容についても人事担当者と相談し、「病名は別に言わなくてもよさそう」という自分の意向を最大限尊重してもらいました。

入院中

チームメンバーには確か手術の日を伝えていました。手術当日、いろいろあって予定時刻を大幅に超え(5時間ほど待ちました)、いつ手術室に運び込まれるのかさっぱりわからない状態になってしまい、あまりの暇さに業を煮やしてスマホをいじってうっかりTwitter連携ブクマをしたところ、メンバーに大層驚かれてしまいまして……。事情を伝えきれない状況とはいえとても申し訳なかったです。

退院したその日、自宅で入院中使っていたリストバンドを切る直前の様子。もっと味わい深くはさみを入れる瞬間を撮ればよかった……。

f:id:ayakoya:20151209232105j:plain:w300

退院・復帰後

退院後、体力を取り戻すためにもう1週間休みをもらい、約半月経って仕事に復帰しました。復帰後しばらくは、徐々に身体を仕事に慣らすという感じにしてもらっていました。おかげで何の不都合もなく1週間くらいで元のペースに戻った気が(自分では)しています!

卵巣のう腫は再発が多い病気です。体験談ブログなどを読んでいると1~2年後に再発・手術した方もいらっしゃいます。そのため、経過観察として3ヶ月に一度(1年経ってからは「6ヶ月に一度」に変更)通院しています。大きい病院での受診で、予約はしていても診療までにかかる時間がまちまちのため、その日はほぼ「午前中まるまるお休み」といった感じになってしまうのですが、あらかじめチームメンバーに知らせ、心置きなく(?)病院に行っています。現時点では再発の気配はなく順調です。

本当はこの記事と同タイミングで、もう少し詳細をきちんと記録した記事を公開しようと考えていたのですが、書くべきことがとにかく多くなってしまってひとまずざっくり、といった感じになってしまいました。かなり省略されましたので、全てを読むにはわっふるわっふると書き込んでください。

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はてなアドベントカレンダーでは、前述のように id:chira_rhythm55 が病気のための休職、id:swimy1113 が産休について書いています。そのどちらも「はてなの柔軟さ」に触れていて、全くその通りだな!!!!と感じています。そして、コーポレート本部の、その柔軟さを裏打ちする仕事の手早さ・的確さには舌を巻くばかりです。そのあたりの話については、id:tapir320 がちょうど昨日「はてなデベロッパアドベントカレンダー」の方で書いていますので、ぜひご覧ください。

tapir320.hatenablog.jp

chirarhythm.hatenablog.com

swimy1113.hatenablog.jp

明日は

明日(12月11日)のアドベントカレンダー担当は id:mtakano です!

*1:構えていたよりは、という感じ。腹腔鏡手術だったので開腹手術よりは身体への負担は少なかったです。

*2:症状、使うホルモン剤の選択、年齢、挙児の希望などによって対応がだいぶ変わるので、もし患者さんがお読みでしたらそれらをもとに主治医の方とご相談ください。